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緑間&柳元対談「トコイリヤvol.3に向けて」:Part3

6月25・26日に
舞台「トコイリヤvol.3」を控えた緑間玲貴と、
舞踊家・柳元美香さんに、
自身にとっての踊りとは? 
トコイリヤにかける思いなどについて話した
様子を3回に分けてお届けします。

Part2はこちら

火、水、空、土地のエネルギー
ガンガラーの谷で渦を巻く奇跡

 
◎トコイリヤvol.3について、見所を教えてください

緑間:1月にトコイリヤvol.2を行って、6月に再演
するきっかけとなったのは、「沖縄の祈りが天に
一番届く6月、人々の心を癒す公演をやってみて
はどうか?」と琉球放送の方からご提案があった
からです。

昨年は戦後70
年、今年は71年目。
戦後に終わりはありません。
いわゆる節目ではない年に、こうした公演を行う
のはとても意味のあることだと思いました。
ですが、トコイリヤvol.3「リボーン・再生」に
戦争はありません。

芸術は人為的に起こされた不幸に使われるもの
ではなく、もっと素晴らしい事象のためにある
べきだと強く願っています。
紡がれる時間とともに、人の気持ちを新生に
転化していく芸術としてのトコイリヤであり
たいのです。

vol.3をきっかけに、トコイリヤを長く続けて
いきたいと気持ちを新たにしています。

土地のエネルギーと体内の科学が
どう噛み合うのか、待ち遠しい

 
柳元:踊りは点と線と波形しかありません。
波形を紐解くと、体に内在する科学としっ
かり噛み合っているのです。

その土地土地の植物と一緒で、この土地だからこそ
立ち上がったエネルギーがある。
踊りやアーティストは、その波に細胞が感化され
体内の水が反応して、その震えが動きになっていき
形作られていったものを
胃や心臓や体がなぞって踊りとなっていく、
こういう理解がクリエイションであり玲貴先生
だと思います。

言葉多く説明するわけではありませんが
直感的に噛み合うものがある、
という確信が私にはありました。
舞踊家は自分がいただいた踊りを愚直に信じます。

トコイリヤvol.3
で出合う自分のインスピレーション
を大切にしながら、私に降り注ぐものを信じます。
そうする中で得る疑いようのない確信が
とても楽しみです。

緑間:私が柳元さんの観音舞にかかわることで、
踊りの形以前のスタイルが時空を超えて
新しいスタイルを伴って蘇る。

踊りの再生そして新生です。
そのストーリーはとても神秘的で美しい。
それが真実であるか否かではなく、
これこそが芸術である、と私は考えています。
 
◎新しくボレロを作品に加えた理由は?

緑間:バレエ作品は時代によって移り変わります。
例えば物語性が強い、ストーリーが抽象的、
動きだけを刻むのが主流の時代など。
比較的、歴史の新しいボレロには
そんなに深い意味はありません。

その分、見ている人の
想像力をかきたてる演目であるともいえましょう。
音の主張が強く、刻むリズムに打楽器を重ねていく。
時間の区切りのようでもあるし
何かに向かって進んでいくようにも聞こえる。

少ない楽器ではじまり、オーケストレーションが
どんどん膨らんで行く時に転調するので、
何かを作り込んで完成するように
捉えられることもあります。

雰囲気や曲のイメージを踏まえつつ
ボレロを含めた全体を通してフレーズごとに
観音舞が大切にしている火、水、空、地など
の自然の元素を表現する動きを入れています。
琉球舞踊以前にこの地方にあった舞踊
スタイルとバレエの出合いです。過去と現在と
未来を繋ぐ悠久の時間の中で、新しい舞踊が
誕生し、再生していく。
今からワクワクしています。

(完)
(ライター:権 聖美)

緑間玲貴バレエ公演「トコイリヤ vol.3」
2016年6月25日(土)・26日(日) 19時開場/19時半開演
場所:ガンガラーの谷 ケイブカフェ
料金:SS席 10,000円(指定席) S席 7,000円(エリア内自由席) A席 5,000円(立見)
緑間玲貴WEBにてチケット予約受付中!





 
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